「ジンドゥー」とは、簡単にホームページを作成することができるツールです。
「ジンドゥー」でホームページを作ってみたい方、他のツールとの違いを知りたい方向けの記事になります。

ジンドゥーを使うメリットは何?Wixと迷っている?
WordPressと比べるとSEOに弱いんじゃないの?

そんな疑問についてご説明していきます。

ジンドゥーのメリットを見ていきましょう。

【メリット1】知識がない人が触っても表示が崩れにくい

ジンドゥーは、Wixのようなフリーレイアウトのツールではなく、必ず「テンプレート」を使用するツールです。
そのため自由度はさほど高くありませんが、フリーレイアウトは実のところ、センスが必要なツールです。ジンドゥーでは、ひと言でいえば、楽に、体裁を崩さずに情報を更新することができます。

たくさんのウェブサイトをジンドゥーで作ってきましたが、とても簡単なので、「できない」という方に今まで一度もお会いしていません。
※また、触って崩れないようにお作りしています。

見出し等のデザインも実は可能です

通常の状態ですと、ジンドゥーは見出しなどの色以外のデザインがなく、つまらなく感じるかもしれません。
この機能は上級者向けですが、ジンドゥーにはCSSを編集する機能があります。
ですので、見出しのスタイルを設定してしまえば、だれが触っても、同じ見出しスタイルが適応されることになります。
JavaScript も書けますので、さまざまな表現を追加することができます。

ジンドゥーで見出し2を追加する様子

※CSSとは:一括である要素に対してデザイン(スタイル)を設定できる記述のこと。「本文の見出し2」等で条件指定したCSSにより、ルールに当てはまる箇所は全て同じスタイルになります。

※ JavaScript とは:さまざまな用途で使われる JavaScript ですが、ジンドゥー内では、動きの表現をつけたいときに使います。(例)スクロールするとふわっと現れる画像 など

【メリット2】サイト構造の変更がかんたん

ページ構造の変更、非公開設定等も、ドラッグやワンクリックで可能です。
構造を変更すればそのままナビゲーションに反映してくれますので、WordPress等のCMSのように、構造を変更したら別途ナビゲーションを編集するような手順は必要ありません。


【メリット3】サーバーやphpのバージョン等を気にする必要がない

面倒をみる人がいないとちょっと怖い、インストール型のシステム

WordPressに限らずインストール型の仕組みであれば、お使いのサーバーにインストールして使用します。

そのため、サーバーのスペックや、動かしている言語のバージョン(WordPressの場合はphp)、データを格納しているデータベースが何らかの影響を受けると、サイト自体も影響を受けることになります。

きちんと面倒を見られる担当がいれば良いのですが、サーバー、動かしている言語、データベースの状態に目を光らせていないと、何らかのタイミングでエラーでサイトが動かなくなってしまうようなこともあります。

ジンドゥーはそういう心配は何もありません

しかしジンドゥーはその3つとも、心配がありません。
サーバーとかphpとかデータベースとか何のこと?という方も多いと思います。そのような方には最適!
ジンドゥーはサーバーを用意する必要もありません。難しくて面倒なことは何もありません。

ジンドゥーの誤解

ジンドゥーはSEOに弱い?

たまに、「ジンドゥーはSEOに弱い。WordPressはSEOに強い」というような情報を目にします。
これは半分正解で半分間違いです。

検索エンジンは定期的にWEBサイトをクロールして、ユーザーにとって有益でかつオリジナルなコンテンツであるか等、「コンテンツの専門性、権威性、信頼性」の観点から200以上の基準で判別しており、それが検索結果に反映されます。

主に、「検索意図の把握」「ウェブページの関連性」「コンテンツの品質」「ユーザビリティ」「文脈の考慮」を見ているとされています。

つまり、ツールではなく内容が一番大切です。
また、どのキーワードでアクセスが欲しいかにも深く関わります。
キーワードや、検索意思を考慮しない記事は、そのキーワードで上位に表示されようがありません。

キーワードを設定してください。これはツールには関係ないことで、内容を作る人間の仕事です。

そのような理由から、半分間違いになります。

しかしひとつ不利な部分があります。ジンドゥーは構造化データを作ることができません。

ただし、ジンドゥーは構造化データは作れない

少し難しい内容になりますが、SEOに不利な部分がひとつあるとすれば、ジンドゥーは「構造化データ」を書き出すことができません

構造化データとは

検索エンジンは文字情報を「理解」することはできません。そのため、人間が読む文章のほかに検索エンジン用の情報のマークアップ(目印)があると、SEO的には有利です。その目印がついた状態を「構造化データ」と言います。
検索エンジンに「これは名前ですよ」「これは生年月日ですよ」「これは住所ですよ」「これはFAQですよ」などと情報の中身を教えてあげられる方法になります。

WordPressやほかのCMS(コンテンツマネジメントシステム)では「構造化データ」をテンプレートの作り方によって書き出すことができます。ただこれも、WordPressだから良い、というわけではなく、テンプレートにきちんと、用途に合った構造化データのマークアップがなされているかどうかによります。
Wixでは、上級の設定になりますが、構造化データに対応しています。(初期状態では使うことができません。設定方法はこちら

ジンドゥーで作ったホームページのデメリット

ブログが書きづらい

ジンドゥーについているブログの機能は、少し特徴的です。
普段ほかのツールでブログを書かれている方は掴みづらいかもしれません。

ブログが書きづらい理由1:言葉が特徴的

そのひとつの理由が、言葉がまず特徴的です。



ジンドゥー 一般的なブログツール(CMS)
ブログテーマ カテゴリ
ブログカテゴリ タグ

上記のような違いがあり、慣れれば大丈夫かもしれませんが、直感的に設定することが難しい場合があるかもしれません。毎回迷ってしまうのは、書きづらいですよね。

ブログが書きづらい理由2:トップページに表示ができないので、お知らせやブログをたくさん書く場合は難しい

ブログ機能を使い「お知らせ」や「ブログ」を更新するケースが考えられますが、ジンドゥーでは、標準でブログをトップページに表示する機能がありません。
標準で付いているRSS機能を使って表示する方法はありますが、公式におすすめされた方法ではないのと、少し表示が不恰好です。

複雑で大規模な構造のホームページには向かない

ジンドゥーは、非常にシンプルな構造で作られており、メニューの出し方も限られ、インポートエクスポート機能などもないため、あまり複雑でページ数が多いホームページを作るのは大変です。

ジンドゥーで作りづらいホームページの例
  • 事業所が複数あり、事業所ごとに管理するページがほしい場合
  • ページ数がとてもたくさんあるホームページ

バックアップが取れない

上記の「複雑で大規模な構造のホームページには向かない」の理由のひとつにもなりますが、ジンドゥーにはバックアップの機能がありません。

そのため、もし誤ってページ自体や、コンテンツの中身を削除してしまった場合は、元に戻すことはできません。

構造化マークアップが使えない

先ほどの説明どおり、構造化データを出力するマークアップができません。
しかし、難しい話ですし、きちんと用途に合わせようとすると複雑なので、そもそも専門家意外で使いこなせないと考えます。

まとめ

いかがでしたか?
今回はジンドゥーを使うことのメリットとデメリットをお伝えしました。


メリット

知識がない人が触っても表示が崩れにくい

メリット

サイト構造の変更がかんたん

メリット

サーバーやphpのバージョン等を気にする必要がない

難しいことがなく、とにかく簡単であること!それがジンドゥーのメリットです。
ジンドゥーでの構築をご検討の方、また、ご自分の作りたいサイトがどんな仕組みを使うのが最適かわからない方は、ぜひお気軽にお問合せください!